森でのいちにち
森が、子どもたちの「やってみたい」を引き出す
そもそも『森のようちえん』とは?
森などの自然の中で、雨の日も風の日も、暑い日も寒い日も、じっくり遊ばせる子育てや保育のこと。北欧で、自分の子どもを自然の中で伸び伸びと遊ばせたいと願った一人のお母さんから始まったと言われています。
では、なぜ「森」なのでしょうか。
それは、国の定める子どもの育ちの指針(「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」など)を実現していく上で、「森」という環境が最適だと信じているからです。
好奇心から「主体的な遊び」へ
森は、子どもの成長サイクルを効果的に促す最高のフィールドです。
- 好奇心の発火
森の中にあるたくさんの「ふしぎ」が、子どもの『好奇心』に火をつけます。 - 主体的な遊びへ
燃え上がった好奇心は、『主体的な遊び』という行動になって表れます。 - 「遊び込む」体験
ゆったりとした時間の中で遊び込むことで、満足感や達成感を得ることができます。 - 想像力・創造力の発揮
遊び込む中で、さらなる想像力や創造力が生まれていきます。
森でのいちにち(一例)
時間 活動内容
9:00 送迎組 出発
9:30 朝の会、絵本タイム
午前 森遊び、季節の遊び、製作遊びなど
12:00 昼食
午後 森遊び、季節の遊び、製作遊びなど
15:00 お片付け、帰りの会
15:30 お迎え
(16:00 送迎組 お迎え)
【第2保育(預かり保育)時】
15:30 おやつ
午後 自由遊び
17:00 お迎え
(17:30 送迎組 お迎え)
「挑戦」を支える安全管理
森の中では、子どもたちの「やってみたい」という気持ちから、時にヒヤッとするような挑戦的な遊びが生まれることもあります。
しろいろでは、安全・安心を大前提としながらも、そうした子ども自身の挑戦する気持ちを大切にしています。
その体験こそが、自分の力を知り、危険と安全を自分で見分ける力を養うからです。
そのため、しろいろでは危険を以下の2つに分類し、管理しています。
リスク(許容される危険)
子どもが自分で認識し、挑戦したり避けたりできる危険のこと。
子どもの成長のために、私たち保育者が見守りながら許容します。
ハザード(取り除くべき危険)
子どもが予期したり認識したりできない危険のこと。
私たちが事前に可能な限り取り除きます。
つきましては、擦り傷や切り傷といった日常的なケガは、子どもたちが自分の身体で安全を学んでいく上で、ある意味で「成長に必要な経験」であると私たちは考えております。
この点について、保護者の皆様にご理解とご協力をいただければ幸いです。